この記事ではクリップスタジオ(略称:クリスタ)は買い切り版と月額契約はどちらがお得か?などをお伝えします。
結論からお伝えすると、クリスタは使用期間が短い場合はサブスク(月額・年額)での契約がお得、長く使う場合は買い切り版がお得です。
もっと詳しく自分にあったクリスタの契約プランを知りたい方はこの記事をチェックしてください。
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まずは確認!クリスタの買い切りと月額のどっちが良いかを表にまとめました!
買い切り版 | 月額/年額(サブスク) | |
---|---|---|
金額(税込) | EX:24,900円 | PRO:5,900円EX:980円/8,300円 | PRO:480円/3,000円
主な機能 | EX:イラスト、漫画、動画 | PRO:イラストEX:イラスト、漫画、動画 | PRO:イラスト
アップデート (新規追加機能) | (購入したバージョンの機能のまま) | なし(最新の機能が使える) | あり
使える期間 | 制限なし | ※保存できなくなる | 解約後はお試し版
おすすめする人 | クリスタを長く使う人 | 短期間だけ使う予定の人 |
上の表にクリスタの買い切りと月額のどちらが良いかをまとめました。
月額/年額(サブスク)は1ヶ月ずつ支払いをするので使用する期間が短ければ支払う金額は少なくて済みます。
しかし長期間使い続けると買い切り版の価格を超えてしまうので要注意です。
また月額/年額(サブスク)は解約してしまうとクリスタお試し版になり、保存や書き出しなど基本的な機能にも制限がついてしまいます。
一方で買い切り版は一度購入すればずっと永遠に使えるのが1番の魅力です。
買い切り版はアップデートには対応していないので、随時追加される新機能が使えないのは残念なところ…。
でも買い切り版の基本的な機能はプロが仕事で使っているレベルのものなので、新機能はなくても全く問題にならないと思います。
イラストが好きで描いている方やお仕事にしている方はずっと同じお絵かきアプリを使うことが多いと思うので、長く使うのであればクリスタPRO、EXともに買い切り版がお得ですよ。
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クリスタの買い切り版の2つのデメリット
ここではクリスタの買い切り版を長く使ってきた私が実際に感じたデメリットについてお伝えします。
- 新規追加された機能が使えない
- 使用期間が短いと損する
実はデメリットと感じるのこの2つくらいです。
クリスタで新しい機能が追加されたとお知らせをもらっても試すことができないので、ちょっとつまらないかなと感じる部分があります。
でも実際にイラストを描き出すと新機能を使うわけでもなく、不便と感じることはないです。
あとは使用期間が短いとサブスク(月額・年額)での支払いの方が安くなるので損をしてしまう、ということ。
これは使う期間(短期間なのか?ずっと使っていくのか?)を予想しておくことで避けられるデメリットです。
クリスタの買い切り版の5つのメリット
つぎにクリスタの買い切り版を長く使ってきた私が感じたメリットについてお伝えします。
- コスパよく、費用を抑えられる
- PCを新しくしても載せ替えが簡単
- ずっと使える
- 現在の買い切り版の機能で十分にイラストが描ける
- 新機能が使いたい時はアップデートプランがある
私は正直クリスタのデメリットよりメリットを感じることの方が多いです。
買い切り版は一度支払いしてライセンス登録してしまえば、その後はずっと使えるので長く使うクリエイターやイラストレーターにはとてもコスパがいいです。
買い切り版は追加の新機能が使えませんが、アップデートプランでとても低価格で追加機能を使えるようにすることもできます。
またPCを新調した時もシリアルナンバーを使ってアプリの載せ替えができてとても簡単でした。
クリスタはイラストを描くのに必要十分な機能が備わっていて仕事として使える高レベルなアプリなので、買い切り版でストレスなくイラストが描けています。
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クリスタ買い切り版と月額どっちがお得?切替わるポイントをグラフで紹介!
ここからは実際にあなたが買い切り版とサブスク(月額・年額)のどっちに申し込めばいいのか?を細かく解説していきます。
クリスタの支払いで損しないためにはクリスタの使用する期間を知ることが大切です。
結論からお伝えすると、買い切り版がサブスク(月額・年額)よりお得になる使用期間は以下のとおりです。
契約プラン | 買い切り版がお得になる使用期間 |
---|---|
PROアップデートなし | 月額・年額ともに13ヶ月以上使う場合 |
PROアップデートあり | 月額なら18ヶ月以上使う場合 年額なら37ヶ月以上使う場合 |
EXアップデートなし | 月額なら26ヶ月以上使う場合 年額なら37ヶ月以上使う場合 |
EXアップグレードあり | 月額なら36ヶ月以上使う場合 年額なら61ヶ月以上使う場合 |
さらに詳しく現在のVer.3の料金で料金の推移がわかるようにグラフにしてみました(クリックすると拡大されます)。
黄色い線が買い切り版の価格です。
青と赤の線(サブスクの価格)が下のグラフで黄色い線(買い切り版の価格)を超える場合は買い切り版の方がお得になるということです。
クリスタPROアップデートなしの場合
クリスタPROアップデートありの場合
クリスタEXアップデートなしの場合
クリスタEXアップデートありの場合
イラストアプリは慣れてしまうと長く1つのアプリを使っていくことが多いので、私はアップデートなしの買い切り版の購入が1番お得と感じています。
買い切り版はアップデートの新規機能の追加はありませんが、クリスタにはすでに十分と言える機能が備わっています。
アップデートプランで追加される機能はプラスαの機能ですので、追加機能が使いたくなった時だけアップデートプランを後から追加で申し込めば十分です。
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クリスタのiPad版に買い切り版はある?
PCの買い切り版がお得なのでiPad版でも買い切り版を使いたい!という声はあるのですが、今のところクリスタのiPad版には買い切りがありません。
そのためiPadの場合は月額か年額のサブスク契約になります。
クリスタのiPad版に買い切り版がない理由は、主に以下の3点が考えられます。
- 開発・メンテナンスコスト
- ビジネスモデル
- ユーザーニーズ
開発やメンテナンスには多額の費用と時間がかかります。
近年はサブスクリプション型のモデルが主流で、サブスクリプション型は買い切り版と違って定期的に料金を得ることができるという利点も。
またユーザーも気軽に使えるスマホやタブレットなどモバイルデバイスでイラストを描くユーザーはサブスクリプションを好む傾向があるようです。
このような理由でiPadには買い切りがありません。
時代の流れからいってもこれからクリスタiPad版に買い切りが登場することはなさそうですね。
むしろサブスクリプション主流の流れの中でPCの買い切り版がなくならないことを祈るばかりです。
こんな理由からもPC版の買い切り版は早めに購入しておくのがオススメです。
>>ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】
クリスタの買い切り版をタブレットで使う方法は別記事にまとめてありますので、興味のある方は下の記事をご覧ください。
>>クリスタの買い切り版が使えるタブレットはこれ!Windowsタブレットのおすすめと選び方!
クリスタの2つの契約プランをデバイス別に紹介
クリスタの契約プランは少しややこしくなっていて、知らずに高いプランを契約してしまうなんてこともあります。
ここではクリスタの2つの契約プランをデバイス別に解説します。
- 買い切り版:一度の支払いで永遠に使えるがアップデートに対応していない
- 月額・年額(サブスク):サブスクで払い続けるが最新バージョンが使える
- 買い切り版:デバイスはPC(macOS/windows)のみ
- 月額・年額(サブスク):デバイスはWindows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebook
つまりクリスタはサブスクが基本で、使えるデバイスはPC(Windows / macOS )/ iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebook。
その中でもPC(Windows / macOS )には買い切り版もあると考えるとわかりやすいですね。
クリスタの価格を項目別に紹介
デバイスと契約プランについて解説したので、ここからはクリスタPROとEXの価格を項目別に解説していきます。
PROとEXの価格をシチュエーション別に紹介
サブスク 月額/年額の価格(税込):PC(Windows / macOS ) / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebookの価格 | ||
---|---|---|
PRO | EX | |
1デバイス | 480円/3,000円 | 980円/8,300円 |
2デバイス | 800円/4,000円 | 1,380円/11,200円 |
プレミアム(4台) | 980円/6,000円 | 1,600円/13,000円 |
スマートフォン | 100円/700円 | 300円/2,000円 |
表からわかるようにクリスタは契約するデバイスの台数で価格が変わります。
またスマートフォンはPCなどに比べると、100円からと気軽に使える価格設定になっています。
ただスマートフォンは画面が小さくイラストを描くのには向いていないので、なるべくなら画面の大きいPCで描くのがおすすめです。
買い切りのダウンロード版とパッケージ版の価格
買い切り版の価格(税込):PC(Windows / macOS ) | ||
---|---|---|
PRO | EX | |
ダウンロード版 | 5,900円 オススメ! | 24,900円 オススメ! |
パッケージ版 | 8,000円 | 34,000円 |
クリスタ買い切りのダウンロード版はネット上で購入してダウンロードして使います。
一方パッケージ版はAmazonで購入できて、スタートアップガイドが付属しているため価格が高く設定されています。
でもパッケージ版も結局はCLIP STUDIO PAINT公式サイトからアプリをダウンロードするので、ダウンロード版と手間は変わりません。
なので私としては価格の安いダウンロード版がおすすめです。
アップデートプランの価格と詳細
アップデートプラン 年額の価格(税込):PC(Windows / macOS ) | ||
---|---|---|
PRO | EX | |
年額 | 1200円 | 3400円 |
アップデートプランとは、新しいバージョンの無期限版や優待バージョンアップを購入しなおさずに、順次追加される最新機能をリーズナブルに利用できるサービスです。
つまりクリスタの買い切り版を購入して、最新の機能を使いたい時にさらにアップデートプランを申し込むと最新のクリスタが使えるようになります。
支払いは年額で、いつでも好きなタイミングで契約を開始できます。
解約すると元の買い切り版のバージョンに戻ります。
※月額(サブスク)を契約している場合は場合は自動で最新機能が随時追加されていますので、アップデートプランの申し込みは必要ありません。
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クリスタEXとPROどっちを選ぶべき?
つぎにクリスタEXとPROのどちらを選ぶべきか?について簡単に解説します。
クリスタPROはイラスト向き、クリスタEXはPROの上位版で漫画や長編アニメーションの機能を追加したものです。
クリスタEXとPROの主な機能の違いを表にまとめました。
クリスタの主な機能 | EX | PRO |
---|---|---|
マンガ表現 | ||
複数ページの管理機能 | ||
複数ページ作品の印刷・書き出し | ||
セリフの一括管理機能 | ||
3DデータのLT変換機能 | ||
プロ向けアニメーション制作機能 | ||
イラスト アートワーク制作 | ||
デザインワーク | ||
3Dモデルの使用 | ||
収録素材の使用 |
- 複数ページの漫画や長いアニメーションを作りたい→クリップスタジオペイントEX
- イラストや単ページの漫画が描きたい→クリップスタジオペイントPRO
クリスタPROはイラスト向きでクリスタEXはPROの上位版で漫画や長編アニメーションの便利機能を追加したものです。
クリスタEXとPROの比較と選び方は別の記事にまとめてありますので、迷っている方はぜひ下の記事をチェックしてください。
>>クリスタEXとPROの違いは?どっちがいいか迷わずに選ぶ方法をご案内!
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クリスタの申し込み方法を画像付き6ステップでご紹介!
ここからはクリスタの申し込み方を6ステップでお伝えします。
クリスタの申し込み方法は基本的には出てきた画面に沿って答えていくだけなので難しくありませんが、写真を入れつつわかりやすく解説していきます。
自分にあったグレードとプランを選んでクリック(画面はPRO買い切り版5900円を選びました)
「クレジットカード・コンビニ払い」か「amazon pay」かを選んでクリック(クレジットカードを選びました)
「アカウント登録」をクリックしてアカウントを作ります
(アカウント作成には「メールアドレス」と任意の「パスワード」を用意)
アカウントを持っている人は「ログイン」へ
クレジットカード払いかコンビニ払いかを選ぶ(クレジットカードを選びました)
カード情報を入力して確認したら「購入する」をクリックして購入完了!
クリスタ購入後に支払いが確認されるとクリップスタジオアカウントに登録したメールアドレスに「アクティベーションコード」が送られてきます。
このアクティベーションコードをクリスタに入力するとライセンス登録ができます。
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クリスタについての7つの疑問に回答
クリスタの購入前に知っておくと便利な疑問をまとめておきました。
- クリップスタジオペイントのiPad版に買い切り版はある?
-
残念ながらありません。
iPad版はサブスク契約のみになります。
サブスクが主流になりつつあるので、今後もiPad版の買い切りが出る流れはないと思われます。
公式サイトにも買い切り版のリリース予定はないと書かれています。
- 四コマ漫画でもEXのほうがいい?
-
四コマ漫画程度の1枚の作品の場合はPROで十分に対応できます。
複数枚の漫画の場合はEXのほうが機能が充実していて使いやすいということです。
- フォトショップやイラストレーターとの互換性はある?
-
フォトショップ形式(PSD)での保存ができます。
イラストレーター形式(ai)の保存はできません。
- なるべく費用を抑えて使うには?
-
長く使うのであれば買い切り版がおすすめです。
使う期間が短い場合はサブスク契約の方がお得な時もあります。
期間についてはこちらで確認してください。
- 1つの契約(シリアルナンバー)で何台使える?
-
1つの契約(シリアルナンバー)でパソコン2台までインストールができます。
でも2台同時起動はできません。
あくまで2台にインストールできるだけです。
- アップデートプランを契約していないとアプリの不具合があった時に困る?
-
基本的にアプリの不具合の修正は今までと同様に無料アップデートされます。
なのでアプリに不具合が出るということはありません。
アップデートプランはあくまでも追加される新規機能が使えるようになる、という契約です。
- クリスタEXとPROのどっちを買うべき?
-
漫画やアニメーション中心の人はクリスタEXを、イラスト中心の人はクリスタPROを選ぶと良いです。
どうしても決められない時はクリスタPROを購入しておくのがおすすめ。
なぜならクリスタPROからEXにアップグレードしても金額的に損をしないからです。
クリスタEXとPROどっちがいいのか?は別記事にまとめましたのでぜひチェックしてください。
クリスタ買い切り版と月額契約どっちがいいか?のまとめ
この記事ではクリスタのデバイスや使用期間ごとに買い切りとサブスク(月額・年額)どっちがお得なのかをお伝えしました。
クリスタを使用する期間が短い場合はサブスク契約(月額・年額)がお得で、これからずっとクリスタでイラストを描いていこうと思っている場合は買い切り版の購入がお得です。
この記事があなたにぴったりのグレードとプランを見つける参考になれば嬉しいです。
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